「夏涼しく、冬暖かいの？」

マイさん、先程のページでは
「標準仕様」のページをエスコートしました。
次は「断熱と気密」ですね。

盛岡市の冬、寒いですよね。
冬は暖かく、夏は涼しい家だと良さそうでうよね。
ちなみにマイさん、そもそも「断熱」って具体的に何かわかりますか？

そうですね。
色々なハウスメーカーのホームページでも住宅の外壁の中に入れる「断熱材」の説明は多いように見受けられます。
ですが、そもそもの「断熱」についての説明は少ないかもしれません。

そうですね。ではまず、
そもそも「断熱」とは何か？
について簡単に説明しますね。

断熱を簡単に説明すると「家が服を着ている」イメージです。
冬に着る服を想像してもらうとわかりやすかと思います。
服を着ることで、外からの熱が伝わりにくく、中の熱が逃げにくくなります。
着ている服が「断熱材」というイメージですね。

そうですね。
「着ている服」の材質や性能などが、断熱材の種類や厚さなどになるわけです。
「服の材質」が「グラスウール」とか「発泡ウレタン」ということですね。

それとバランスも大事です。
真冬に上半身はダウンジャケット、下半身はハーフパンツでは、下がスースーして寒くて風邪を引いてしまいそうです。
体全体を暖めるため、下半身もコーデュロイのパンツなど暖かいものにすると良さそうですよね。
家も同じで、天井（屋根）・外壁・床・窓など、バランス良く断熱してあげることが大事です。

ちょうどスカートの話題がでたので「着ている服」の性能のお話しもしますね。

グラスウールだと、10Kとか16Kとか24Kとかありますね。
これは冬のタイツをイメージしてもらうとわかりやすいのではないかと思います。

冬に40デニールのタイツだと寒いですよね。
80デニールなら、まあ安心というか。110デニール以上だと寒い日に大活躍のような。
タイツで言う「デニール」が、グラスウールの10Kとか16Kとか24Kなどのイメージに近いと思います。
グラスウールの10Kが40デニール、16Kが80デニール、24Kが110デニールのように、数字が大きくなると暖かくなるイメージをしてもらえればと思います。

男性には「？」だと思いますが、女性だとイメージしやすいと思い、毎回このような説明をしています。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後に「気密」のお話しをしますね。

せっかくダウンジャケットを着ていても、ファスナーを開けっ放しだと風が入ってきて寒いですよね。
ファスナーを上まで締めて、外からの寒気を防いで内側の暖気を逃さないようにするのが、「気密」のイメージです。

そうですね、風の通りで分かりやすい衣類ありますね。
セーターもなども暖かい衣類ではあるのですが、空気の出入りが多いので、外だと寒いですからね。

ご納得いただけたようで嬉しいです。
数字などには出ないことなのですが、金物の断熱も大事なポイントです。
また、うちの大工さんは断熱の施工も上手なので、実際にお住まいになっているオーナー様からは想像以上に冬暖かいと喜んでいただけてます。

マイさん、次はどんな事について知りたいですか？

わかりました。
では、次はアルトホームの「構造」についてご案内しようと思います。
ページも長くなってきましたので、次のページに移動しましょう！