年間257ものPLANが「無駄な副産物」となる

※写真はPLANノートを並べて撮影したもの。どのPLANも思い出深いです。

今日は思いついたままに書いたので、95%くらいの人は「どーでもいいよ。」といった内容でお送りします。
ご了承下さいませ。

仕事を受ける側が回り道をして時間をかけたものでも、すぐに出来たものでも、(納品時期が同じなら)仕事を依頼する側からしたら結果で評価することになります。
それはどんな業界でも一緒です。
今回は、仕事の依頼を受けて、それをする側のお話し。

すぐに出来た仕事だと、他のことに使う時間などがあったりして、これは良いことだと思います。
(空いた時間で別方向の経験ができて、本業に関連する良いことがあるかもしれないということです。)
時間をかけて回り道をした際は、仕事の成果以外に「無駄な副産物」的なものが自分の中にたくさん残っていきます。
ボツにした(結果なってしまった)アイデアですとか、良さげだと思って進めててだめだったものだったりとか、採用されなかった画期的と自分では思うものとか。
このような無駄な副産物は、その時は全く役に立たないと思われがちですが、コレはコレで後で役に立ったりします。

よくある例ですと相談を受けてプランを描くのですが、お客様の想像以上にボツ案が産まれてきています。
オーナー様にはお見せした事もあるかもしれませんが、PLANノートです。
1回のPLAN提案で最終的にお客様へご提案するのはせいぜい2~3つです。
ですが裏側では10以上はPLAN描いてます。
平均すると2週に1回はPLAN提案している感じです。
計算すると、年間260くらい描いています。(1年は大体52週、26提案×10)
(月に2日くらいガッツリ机に向かってPLAN描いてます。移動の車の中とかでも頭の中で描いてたりもします。)
実際に建つPLANは、多くて年3棟だと計算すると、年間257ものPLANが「無駄な副産物」となるのです。

ノート67,68

クラムボンのプランページに掲載されているPLANも、こういったノートから産まれてきているのです。

自分の中では、この無駄な副産物が頭の中にストックされているおかげで、打合せ中にササッとPLANを描いたりもできますので、役に立ってるイメージは大きいです。

ですので、仕事で上手くいかなかったり、なかなか納得できる良いものが出てこない苦しい試行錯誤の時間というのは、とても大事な時間で、途中で辞めてしまうと本当にもったいないです。
その費やした時間とか手間とかは、後から「無駄な副産物」ではなく「ストックされた財産」になるかと思います。

勉強で言うと、答えのマル写しじゃなく、頑張って調べて答えに辿り着くと良いですよねという事です。
(ゲームだと攻略見ないで自分で探索して進めるとゲーム上手になるだけではなく、思い出も深まったりします。)

ま、そんな事ばかり考えていて結果が出せなきゃ元も子も無い訳ですが。

追伸
ノート、気がついたらNo68になってました。
アルトホーム立ち上げたのが8年前なので、1冊56ページのノートで40ページくらい(40プラン)描いてると計算すると、40×68で2,720PLANとなります。結構描いたものです。
立上げの時はPLANと価格をオープンにしてやっていこうという事で、PLANを準備するために描きまくりました。
結局建てたお客様は、全員自由設計なんですがね。
トホホ…