土地探し

※候補地調べてます!

現場調査

今日は午前中から建築候補地の現場調査。
隣地と高低差があり、風致地区・埋蔵文化財包蔵地に設定されている土地でした。
しかも敷地前やそこまで行く道路が狭くて、上下水道が入っていない。
地盤もあまり良さそうな地域ではありません。

風致地区は、都市における風致を維持するために定められる地域地区で、都市計画区域内(準都市計画区域内を含む)において自然的要素と一体となって良好な環境の形成が望まれる地区において自然的要素の保全・創出を図りつつ、建物や工作物の開発内容について一定の規制を行うことにより、風致に富んだ良好な都市環境の形成を図る制度です。

住宅、道路、施設などを建設する際、掘削工事や盛土工事による埋蔵文化財の損壊が発生する場合があります。そのため、遺跡(隣接地や状況的に未周知の遺跡があると考えられる場合も含む)で土木工事をする場合は県や市町村と法律上の手続きや保護措置について協議する必要があります。埋蔵文化財の取扱いを検討するため、「分布調査」や「試掘調査」などの事前調査を必要に応じて行い、適切な判断を行います。

風致地区に関しても、埋蔵文化財包蔵地に関しても、通常の住宅の建築を行う際の確認申請以外に、各申請が必要になります。
申請が必要になるという事は、それに関する資料作成や事前協議、埋蔵文化財包蔵地ですと現地立会など必要になり、人や時間がかかります。
ということで、同じ建物を建てても、通常よりお金が多くかかるということです。

敷地前の道路が狭い場合や、敷地まで通行する道路が狭い場合、建築資材を搬入するトラックのサイズを小さなものにし、何度も運搬しなくてはなりません。
大きなトラック1回で運搬するのと比較すると、費用が多くかかってしまいます。
(これを小運搬費用といいます。)

上下水道は生活に必要なライフラインですが、こちらも計画地に入っていない場合、敷地内への引き込みが必要になります。
敷地に接している道路に給水管や排水管が入っている際は、そちらとの接続となります。
道路の敷地側に入っていれば、掘削する距離が短くて済みますが、敷地と反対側に入っている場合は掘削距離が長くなります。
ですので敷地側に入っている場合の方が費用が安いという事になります。
問題は、敷地前面道路に給水管や排水管が入っていない場合。
管が入っている道路まで掘削して接続しなくてはならない場合があり、非常に費用がかかります。

地盤改良屋さんが1月5日まで正月休みなので、後ほどプレ地盤診断をかけてみますが、地盤もあまり良さそうな地域ではないので、改良費用が発生しそうな雰囲気もあります。

傍目に見ると同じような土地ですが、似たような土地に同じような建物を建てても、一方はトータルコストが非常にかかる場合があるという事です。

アルトホームでは土地探しからお手伝いしておりますので「この土地良さそうかな?」と、お客様が検討している段階でご相談に乗ることができます。
土地の費用と建物の費用以外にかかってきそうな費用を算出することで、後から追加で費用が発生する事がないよう努めています。
(契約後に図面や仕様書に記載以外の工事が発生した場合は、工事完了後別途請求いたしますが。)

なかなか住宅用地が出てこない地域なので、是非マイホームを建てられればと思います。
住まうには便利そうな土地なので。
しかしながら、何ともお金のかかりそうな土地でした。

追伸
年明け、打合せの予定や現場調査など、スケジュールだんだんと詰まってきております。
協力会社さんへ調査依頼する資料も揃えねば。
PLANも1件依頼がきました。
ありがたい事です。
ただ正月期間、昼食後にお昼寝していたので、その癖が抜けきらない。
トホホ…